あしなが育英会・ウガンダ心塾

あしなが育英会・ウガンダ心塾さんを訪問しました。

TERRAIN architectsさん設計の素敵な建築 

あしなが育英会さんはウガンダの優秀な子供たちに、高等教育の機会を提供する活動をされています。3000人ほどの応募者の中から5名が選抜され、日本のほかイギリス、アメリカなどへの留学費用を援助するほか、心の教育などの様々なサポートをされています。

壁に描かれた世界地図が、アフリカ大陸中心なので、日本でいつも見る景色とは違って見えます。世界は見る角度によって見え方が違うことに、改めてハッとさせられました。

ウガンダ心塾さんは、地元の子供たちに寺子屋様の教育を提供されています。

日本とウガンダを繋ぐ地道な活動をして下さっていることに、感謝です!

病院では満足いかない人がいくファミリークリニック(骨接ぎ)

病院では良くならないか、時間がかかりすぎるからといった人が訪れる治療施設(いわゆる骨接ぎ)での治療を視察しました。家族に代々伝わるハーブを使ったマッサージと、この施設オリジナルの固定が肝のようです。

マッサージクリームに混ぜ込む前のハーブ
ハーブを細かく刻んでマッサージクリームにまぜこんだもの
クリニックオリジナル骨折用固定具を外す様子
全て外した状態(むくみと炎症)
患部を洗う様子
マッサージクリームを塗布
マッサージの様子(手技は軽擦法・推法)
固定具を巻く
クリニックの皆さんと

この施設はいわゆる認可を受けた医療施設ではなく、規制からは外れる施設のようです。その為医療施設との連携や紹介制度はないそうで、患者が口コミだけで訪れるのだそうです。

学校等での教育を受ける訳ではなく、家族に代々伝わるハーブを使い手技を伝承して治療をしてきているようです。

ギブス等の固定を草々に外し、包帯を軽く巻いた上にコットンをのせてクッションにし、その上にバランを巻いて緩やかな固定をします。

アメリカやヨーロッパでも固定をしない、または短くする流れとは合致している為、ウガンダの医療機関でガチガチに固定をして寝たきりの患者さんよりは治りが早いのはうなずけます。

但し、治療内容としては残念ながら目を見張るものは無く、手技もマッサージでは軽擦法というもので推拿では推法というもので、ごくごく一般的な手法でした。

このインタビューには、10万シリング(3千円)を要求されました。医師の月給が100万シリングですから、良いカモだったのではないかとも思います。

ウガンダでは黒人以外を「白人」と呼び、それは「金持ち」を意味し、ぼったくりの対象と認識されます。
例えば地元の人が食べる軽食「ロレックス」(卵を平たく焼いてチャパティで巻いたもの)は、定価千シリング(30円)なのに7千シリング要求されました。他の店に移動し、ウガンダ人ドライバーが同行して値段を聞くと、1.5千シリングでした。こんな駆け引きがちょっと面倒で嫌だな〜と思いつつも、視察初日だったため手ぶらでかえるわけにはいかないと思い、お支払いしてインタビューをさせて頂きました。

東洋医学・推拿の話をすると、興味を示され、「やってみせてくれ」と言われたので、「お金を頂きますが」といったら、静かになりました。give and takeではなく、take and takeの思想であること(悪気が有る訳ではなく)を学び、以降は少しガードを固くすることにしました。

とはいえ、大変貴重な情報を頂きました。惜しみなく質問に答え、写真撮影に応じて頂いたBalibawo Nursing Homeの皆さんに感謝します。

Balibawo Nursing Home
Gayaza-Zirobwe Rd
0752-652-857
0788-306-501

ムラゴ病院視察と施術

KLM航空でアムステルダム経由でウガンダへ

ウガンダで一番のマケレレ大学医学部附属・ムラゴ病院にて各科を視察しました。

歯科のレントゲンの解説をしてくれている若い医師たち

歯科の治療を拝見しました。
泣き叫ぶ子供を母親が押さえつけて、医師がペンチで歯を抜き、それをみせて説明する。そこまで歯を悪くした子供をしかり、綿花をつめて治療終了。何ともシンプルな治療風景でした。(多分麻酔なし)

スパイナルセクション(脳脊髄科)では、指鍼(指で鍼のかわりにツボを調整)の施術を実施することができました。

ウガンダに鍼灸はあるにはあるのですが、高額であることと数が少ないためまだまだ一般的ではないようです。

東洋医学の説明をし、どんなことができるかお話をすると、「痛みの軽減」に興味を示してもらい、施術の許可を頂きました。許可を出したのは、貫禄のある看護師さん!医療制度は日本とはかなり異なります。

施術をさせて頂く患者さんのベッドへ移動すると、右頚から肩、腰から足首まで痛みが持続的に有るとのこと。頭側に廻り肩の堅さを確かめようと、少しベッドを動かすとベッドの下から人がぞろぞろでてきてびっくり!入院病棟のベッドが100床と言っても、1床に一人とは限らず、実際の入院患者数はかなり多いそうです。看護のご家族や関係者を含めるとかなりの数の人が病室にひしめいています。

ふと周りを見渡すと、10人以上の白衣を着たウガンダ人に囲まれ、異様な光景・・・。脈診や経擦をしていると、「何をしているのか」と代わる代わる質問をされました。まずは自己紹介をしてから質問をするという、礼儀の正しさには恐れ入りました。興味津々の様子で突き刺さる視線をいくつも浴びながらも、時差ぼけのお陰か、緊張することもなくいつも通りの施術ができました。

右の関上脈が洪で、脾胃の調整をしました。
使ったツボは地機、委陽、関元(火曳きの鍼)で、終わる頃には痛みほとんど取れたそうで、とても驚かれました。お腹には小腸の手術の跡が有り、硬結をとると痛みが軽減し、関元で高血圧(特に上半身だと思う=気逆)の緩和の為か頭部にいつもと違う感覚を覚えたそうです。

アフリカ人、黒人の施術は初めてでしたが、これまで施術したことが有るアジア人、白人と全く同じ反応で、人種の差はないことが確認できました。入院患者だからか、足がとても虚していて水滞が有ったのには驚きました。アフリカ人のイメージはしなやかな筋肉があり、丈夫な身体をしていると思っていたからです。

BODY WORLD 人体の不思議

オランダ・アムステルダムの「ボディ・ワールド」にて、プラスティネーション加工された人体の展示を視察しました。テーマはハピネス【幸福】で、幸福なときの体の反応や、その反対にストレスを受けた時の反応(ホルモン等を含む)について解説がありました。

情報量が多く見応えがありました。

頭部を縦切りに

縫合で分解した頭蓋骨

6つフロアがあり、運動器系、神経系、呼吸器系、循環器系、消化器系、泌尿器系、生殖器系(胎児を含む)にセクションが分かれていました。

臓器や組織の展示のみならず病気のメカニズムの解説、病気の臓器と健康な臓器の比較、治療に関する展示もあり、迫力が有りました。

医療関係者向けではなく一般の方向けのわかりやすい解説でしたので、多様な方が訪れていました。

骨折糖の治療の為、埋め込んだ人工骨頭やプレート

消化器(口から肛門まで)

喫煙者と非喫煙者の肺

血管(最小毛細血管は血球1つしか通れないものの為、展示不可能)

最後に「自分が幸せだと思う瞬間」についてコメントを書いて、七夕の短冊のように吊るすコーナーが有りました。

アフリカの魔法医

「アフリカの魔法医」という本には、複数部族に伝わるアフリカの伝統医療について、詳しく書かれていました。

ウガンダは歴史的に王国が長く存続したため、「魔法医」といわれる伝統医療が残っているところが有ったようです。

最後の章は「魔法医になりたい」と言う題で、

「キリストは【癒しの人】とよばれ、釈尊は医王と称せられた。現代と未来の医師は、身体の科学に精通するとともに、病人の心に平安と信念を与える人でなければならない。アフリカの魔法医は、身体の科学には習熟していないが、病人の心に平安をもたらすことについては全力をあげている。この点に医療担当者としてみた魔法医の最大の長所が有ると、私は思う。」

と言う行があり、とても心ににこりました。

面白いのは、「魔法医」について研究しすばらしい文章を書き上げられたのが阪大の教授だというところです。

「ドクター・ケニヤ奮戦記」と言う別の本も同じく阪大の医師が書かれたもので、大変読み応えが有りました。
当時の医療はまさにアドベンチャー!
アフリカに果敢に渡り、地元の人の信頼を勝ち得た大阪の医師はとても大胆で素敵だと思いました。

50年くらい前のお話ですので、現在どのくらい当時の様子が残っているのかを確かめに、来週よりウガンダへいって参ります。

ハワイ島視察*ハワイ火山国立公園その2

火山国立公園内にあるCHAIN OF CRATERS RDと言う約20マイル(32キロ)の道をドライブし、所々ハイキングしました。溶岩と自然の織りなす様々な景色が広大なスケールで展開されています。1日ですべてを見て回るには、そこそこ体力が必要です。

古代ハワイ人が描いたとされるペトログリフは、想像していたよりも広範囲にわたって残されていて、見応えが有りました。

ちなみに宿泊した宿は、約100年前に立てられたレトロ建築でとても素敵なお部屋でした。

ハワイ島視察*ハワイ火山国立公園その1

キラウエア火山の噴火口(ハレマウマウ=火の女神ペレのお家)、昼の姿はこんな感じです。夜の火を噴いている写真と同じ角度から撮影しましたが、全く違った姿が見れました。

サーストン溶岩トンネルの中から、外に向けて撮った写真です。ジャングルの中に突如現れるトンネル。昔はもっと長かったそうですが、今は100メートルほどになっています。

キラウエア・イキ・トレイルというコースをハイキング。クレーターの上を歩いてわたる2時間ちょっとのコース。ハワイ島の中で一番気持ちのいい場所で、離れたくない気持ちになりました。コースの目印は積み上げられた岩だけ。看板も何も有りません。そしてクレーターに降り立ってみるとアスファルトの様に堅く、風で削られたのか砂がその上に所々たまっていました。快晴の空のもと大自然を歩く、最高に気持ちのいい時間でした。

ハワイ島視察*ヒロからコナへ

コナと言えばコーヒー!通りがかりのコーヒー農園に立ち寄ると、ちょうどコーヒーを作る行程の見学会が始まると言うので参加しました。コーヒーにも薬理作用が有るので、いつかゆっくり調べてみたいと思います。

見学会終了後にカフナについて聞き込みをしましたが、カフナではなく【クプナ】=年長者によるセミナーを受けたと言う方のお話を伺うことができました。ハワイに昔から伝わる健康法等、薬を使わずにできることを教えてもらったそうです。

この後、ジャスティンに紹介して頂いたおじさん、おばあさんのお宅にお邪魔し、第2次世界大戦中のハワイに置ける日本人の暮らしや、弘法大師(真言宗)のお話で盛り上がり、おばあさんがロミロミをしてもらっているカフナのお家に養子にいった方を紹介してもらいました。電話で話すとはつらつとしていて、とても感じの良い方でした。近いうちにワシントンに渡り、カフナの教えを広める活動をするそうです。日本にも来たいとのことですので、何かお手伝いできたらと思っています。良いご縁を繋いで頂いて、本当に嬉しいです。

2時間のドライブで、キラウエア火山公園に到着。ちょうど今は夜に行くと噴火口が赤く染まっている光景が見れると言うので、ホテルにいく前に公園に立ち寄りました。夜はゲートを開いて誰でも無料で入れる様にしてくれています(通常は車1台20ドル/7日間有効)。この炎がハワイ諸島を作った源だと思うと、感慨深い物が有りました。空を見上げると、マウナケア山で見た星に勝るとも劣らないおびただしい数の星・星・星。大阪で空を見上げても、どんなに空気が澄んでいても、空にこんなに星が有るなんて想像できない位の数に圧倒されました。自然って、すごい!

ハワイ島視察*KavaとPupu plate

kavaって、ご存知ですか?

黒胡椒の一種だそうですが、この木の根っこをすり潰して、泥水の様にしたものを飲むのがハワイ流です。頭はクリアーに冴えて、身体はリラックスするという不思議な作用(推拿ににていますね)があります。空腹時に飲むとより作用があるそうで、漢方と似ています。ただ通常は最初は何も感じないけど、しばらく繰り返し飲み続けていると感じる様になるとのこと。味は泥を飲んでいる様で、ただひたすらマズイ!ココナッツの殻に入れて出してくれます。

このカヴァ・バーでは、ポリネシアンの伝統料理がいただけるとのことで、それらの盛り合わせpupu plateを注文しました。かなりのボリュームで、食べ応えがあり、これはお世辞抜きで美味しかったです。ここで知り合ったジャスティンは、ポリネシアンとフィリピン人と日本人のミックスで、叔父さんがカフナのことを知っているかも、と紹介してくれました。

ハワイ島視察*ワイメアの医療施設インタビュー

ワイメアでは、医療施設での伝統医療/統合医療の現状についてインタビューしました。アメリカでは医療費がとても高く、風邪くらいでは気軽に病院でみてもらえないのが現状とのこと。そこで代替医療と呼ばれる西洋医学以外の医療の役割が重要と考え、その実態を把握すべく医療施設にインタビューに行きました。

「病院では代替医療は行われていないが、すぐ近くの医療施設で行っている先生がいる」と紹介され、その先生を訪ねました。行ってみると、そこでは「先生自身がレイキ施術者でもあるため、レイキは行う」とのこと。「それ以外は、患者に求められればreferする」と言われました。つまり医療施設内で代替医療専門家との連携はないのが現状のようです。保険のカバー状況はメインランド(アメリカ本土)より遅れていて、殆どの代替医療はカバーされないとのこと。

スイスを始めとする医療先進国では、より自然で体に負担の少ない治療法を好む方向で代替医療の保険適用が進んでいますが、この動向は皮肉な気がします。

一方、元々ハワイアンが風邪をひいた子の寝床にティリーフを敷いたり、お腹を壊すとある木の実を食べさせたりという自然な療法は、今は辿り着くのが困難なくらい、失われつつあります。中国でも、数年前に「求医不如求己」という伝統医学(中医学)を活用したセルフケアの本が爆発的に売れました。

今からは伝統医療が得意とすることと、西洋医学でないと対処できないことの認知が必要になってくると思います。私はそれに貢献できるよう、調査を進めていきたいと思います。

ワイメアのスーパーの駐車場で、虹に歓迎して貰いました。カイルアコナに向かう道中も、キリストが降臨しそうな空に見守られてのドライブ。見惚れすぎてか、迷子になってしまいました。とても親切な日系人とフィリピン人ご夫妻に、目的地まで道案内して頂きました。

日本の旅行会社を経営する方のお家に泊めて頂き、書ききれないくらいたくさんの情報を頂きました。ちなみに、ハワイの子供は反抗期が無いそうです。日本では当たり前と思われていることも、実はそうでは無いかもしれません。複数の人から聞いた話では、ハワイではアトピーや花粉症が無いそうです。アレルギーは増えているとのこと。これは何を意味するのでしょう。