アフリカの魔法医

「アフリカの魔法医」という本には、複数部族に伝わるアフリカの伝統医療について、詳しく書かれていました。

ウガンダは歴史的に王国が長く存続したため、「魔法医」といわれる伝統医療が残っているところが有ったようです。

最後の章は「魔法医になりたい」と言う題で、

「キリストは【癒しの人】とよばれ、釈尊は医王と称せられた。現代と未来の医師は、身体の科学に精通するとともに、病人の心に平安と信念を与える人でなければならない。アフリカの魔法医は、身体の科学には習熟していないが、病人の心に平安をもたらすことについては全力をあげている。この点に医療担当者としてみた魔法医の最大の長所が有ると、私は思う。」

と言う行があり、とても心ににこりました。

面白いのは、「魔法医」について研究しすばらしい文章を書き上げられたのが阪大の教授だというところです。

「ドクター・ケニヤ奮戦記」と言う別の本も同じく阪大の医師が書かれたもので、大変読み応えが有りました。
当時の医療はまさにアドベンチャー!
アフリカに果敢に渡り、地元の人の信頼を勝ち得た大阪の医師はとても大胆で素敵だと思いました。

50年くらい前のお話ですので、現在どのくらい当時の様子が残っているのかを確かめに、来週よりウガンダへいって参ります。

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