TCM Congress 2日目

朝一でメディテーション、次に乳癌と前立腺癌の治療に関する発表、
ランチタイムには経絡とツボに関するディスカッション、
午後からは「通」と中医学基礎の発表、その後に推拿基礎実技、
最後はチェロとシンギングボウルのコンサートでした。
盛りだくさんの内容で、大満足です!

癌の発表では、私がやってみたいことをアメリカを拠点に
実践している人がいるというお話が聞けて、興味深かったです。

経絡とツボの話は、
西洋医学的に経絡やツボを説明しようとしないようにと、
オランダで中医学を教えている中国人教師が力説していました。
それは力説しないといけない状況だと言うことなんだ、
と理解しました。

「通」と中医学基礎の話は、素問霊枢、難経に
通という文字が出てくるところを拾い上げて、
その訳を比較しながら理解を深めようとするものでした。
同様に虚実などの単語は、使う場所によって
意味が異なることなども説明していました。
日本人は漢字の意味からイメージが浮かぶので、逆にそこまで
深く考えずに通り過ぎていたのかもしれないことに気づきました。

また衛気や営気について、
ドイツやイスラエルでは教わらないそうです。
オーディエンスが2人しかいなかったので、
濃い話ができ、それでも時間が余ったので
スピーカーの人の治療も見せてもらいました。

その方は、心に従って治療穴を選択するそうです。
太白というツボに刺鍼しながら、胸(膻中)と
そのちょうど裏側にあたる背中に手を当てました。
古いわだかまりが悲しみとなって浮かんできて、
それが最終的に楽になったと、治療を受けた方は話していました。
不思議なものを目撃した気分ですが、一方で今、
人が必要としているものは何なのか、改めて考える機会を得ました。

推拿基礎実技の練習では、治療することを念頭に置かずに
ただコンポウという手技を言われた通りにやりました。
無心でやってみて、やっぱり楽しいと再認しました。

コンサートは絶妙なハーモニーで、
心と身体が調和していく気がしました。
会場が、とんでもなく素敵な場所なので、
そこからもパワーを貰っている気がします。

@ Wildbad | Tagungsort Rothenburg odT

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