病院では満足いかない人がいくファミリークリニック(骨接ぎ)
病院では良くならないか、時間がかかりすぎるからといった人が訪れる治療施設(いわゆる骨接ぎ)での治療を視察しました。家族に代々伝わるハーブを使ったマッサージと、この施設オリジナルの固定が肝のようです。
この施設はいわゆる認可を受けた医療施設ではなく、規制からは外れる施設のようです。その為医療施設との連携や紹介制度はないそうで、患者が口コミだけで訪れるのだそうです。
学校等での教育を受ける訳ではなく、家族に代々伝わるハーブを使い手技を伝承して治療をしてきているようです。
ギブス等の固定を草々に外し、包帯を軽く巻いた上にコットンをのせてクッションにし、その上にバランを巻いて緩やかな固定をします。
アメリカやヨーロッパでも固定をしない、または短くする流れとは合致している為、ウガンダの医療機関でガチガチに固定をして寝たきりの患者さんよりは治りが早いのはうなずけます。
但し、治療内容としては残念ながら目を見張るものは無く、手技もマッサージでは軽擦法というもので推拿では推法というもので、ごくごく一般的な手法でした。
このインタビューには、10万シリング(3千円)を要求されました。医師の月給が100万シリングですから、良いカモだったのではないかとも思います。
ウガンダでは黒人以外を「白人」と呼び、それは「金持ち」を意味し、ぼったくりの対象と認識されます。
例えば地元の人が食べる軽食「ロレックス」(卵を平たく焼いてチャパティで巻いたもの)は、定価千シリング(30円)なのに7千シリング要求されました。他の店に移動し、ウガンダ人ドライバーが同行して値段を聞くと、1.5千シリングでした。こんな駆け引きがちょっと面倒で嫌だな〜と思いつつも、視察初日だったため手ぶらでかえるわけにはいかないと思い、お支払いしてインタビューをさせて頂きました。
東洋医学・推拿の話をすると、興味を示され、「やってみせてくれ」と言われたので、「お金を頂きますが」といったら、静かになりました。give and takeではなく、take and takeの思想であること(悪気が有る訳ではなく)を学び、以降は少しガードを固くすることにしました。
とはいえ、大変貴重な情報を頂きました。惜しみなく質問に答え、写真撮影に応じて頂いたBalibawo Nursing Homeの皆さんに感謝します。
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